東京オリンピックに向けた挑戦!ザンビアのハンドボールの現状

ザンビアのハンドボールは,1980年頃に,国営の銅鉱山会社(ZCCM)により,スポーツの発展と鉱山労働者となる子供達の育成を目的として始められました。当時は,ハンドボールを含む様々なスポーツを通して,子供達の育成に取り組んでいましたが,1990年代当初に鉱山会社が一斉に民営化されることとなり,鉱山会社のスポーツに対する支援はサッカーだけに限られてしまいました。それ以来,ハンドボールは徐々に衰退します。

2003年に首都ルサカに,オリンピック青少年育成センター(OYDC)が建設され,オリンピック競技に対する様々な取り組みが始まります。その取り組みと共にハンドボール競技も復活します。そうして,2012年にハンドボールの取り組みを更に強化するため,ザンビアハンドボール協会は若手中心の代表チームを作り,2020年東京オリンピックに向けた挑戦が始まりました。

ザンビアは旧宗主国のイギリスから独立して52年が経ちますが,チームスポーツでは未だオリンピックへの出場を果たしていません。しかし,ザンビアのハンドボールはその中でも一番可能性が高いスポーツと言われています。アフリカからの出場枠は3カ国と限られています。ザンビアは2014年に行われたUnder16では,アフリカで7位と善戦し,あと1回勝てば,ベスト4で,さらに決定戦に勝てば,3位となれる位置にあります。ザンビアの中では他のどのスポーツよりもオリンピック出場に近い位置にあると言えるのです。南部アフリカでは,アンゴラに次いでランキングは2位ですが,それに次ぐ位置にいます。国内リーグも設立され,徐々にハンドボール競技の強化の成果が上ってきており,選手数も増加しています。

 女子も同様に取り組んでおり,男女で一緒になってハンドボールの発展に努めています。ザンビアで初めてチームスポーツでオリンピックに出場できれば,こんなに素晴らしいことはありません。ハンドボール選手や子供達だけでなく,ザンビア国民全員に希望を与えることができるのです。

 2020年東京オリンピックが開催される日本で,日本の高い技術を学び,アフリカ予選を突破できる技術と戦術を習得させ,ハンドボール選手達の夢を叶えることが,ザンビアハンドボール協会に課された大きなミッションとなっています。

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