人材への投資

皆さんのご支援によりZikomoプロジェクトは5年目の活動を続けており、2021年も3分の1が過ぎようとしています。ここまでの事業の進捗状況を以下のとおりご報告します。

ムサ・カンブンドゥMusa Kambunduは今年で12年の学校教育を終えるため卒業試験(General Certificate of Education: GCE)の受験を控えています。また、ブルーウッドクラブのコーチ、ネーサン・シルウェNathan Shilweもムサと同じく卒業試験受験を控えています。二人とも同じマテロ・ボーイズ高校(Matero Boys Secondary School)に通っています。

モーゼス・トンガMoses Tongaは、2017年に開始した復学支援の最初の選手でした。GCEを受験し、無事に教育課程を修了した彼はこの間、NOWSPARで短期契約のアルバイトをしていましたが、専門学校でビジネスを学びたいとの要望を受け、セカンドキャリア形成のための少額な奨学金を提供することにしました。授業料は年間300ドルです。これまでの復学支援と同じ予算額だったので、支援を開始しています。他方、専門学校は3年間のカリキュラムなので、成果をしっかりとあげられるようサポートしていきます。

昨年秋にGCEを受けて卒業したプリチャード・シアクワイPritchard Syakwayiは、日本への留学を望んでいます。ただし、学部留学生は極めて難関です。留学を検討する間、パーソナル・トレーナーの資格取得の支援ができないか検討中です。人材を育成していくことはこのプロジェクトの根幹にあるので、手に職を持って自立した生活ができるよう彼の努力を応援していきたいと思っています。

これと同時にケニアのハンドボール選手1名にもパーソナル・トレーナーの資格取得支援のため人選中です。こうした取り組みが点から線となり、いつか幅広いネットワークになり、アフリカのスポーツ界の発展に彼らが寄与できる日が来ることを願っています。

コーチのネーサン・シルウェのクラブ、Blue Wood Handball Clubは、2021年のザンビア・ナショナル・リーグに参戦することになりました。Zikomoプロジェクトの招へいで日本を訪問し、芳村コーチに刺激を受けてコーチとなり、クラブチームを立ち上げたネーサンを全面的に支援する予定です。ボールやユニフォーム、参加登録から補食までと幅広いクラブ運営が必要ですが、まだまだザンビアという途上国で立ち上がったばかりの小さなクラブチームですので、その予算規模も年間10万円程度です。リーグ戦中の補食支援は日本の栄養士さんと意見交換しながら検討しています。

また、ネーサンが独自に進めるハンドボール学校普及活動は、ザンビア国内のハンドボール普及だけでなく、選手発掘、ネットワーク形成など今後のハンドボールの発展に欠かせない事業と位置付けて支援を続けています。これまでに地方の学校3校への活動を支援しました。今後は、さらに戦略的な事業を展開するため、詳細な計画を作成することにしています。

2021年12月でZikomoプロジェクトは5周年を迎えます。5周年を記念した事業構想を検討中です。

最後に、今年は女子陸上競技選手Rhoda Njobvuへの支援も始めました。100m、200m競技で東京オリンピック参加標準記録を突破し、オリンピック出場が期待されるロッダ・ンジョブに、スパイクを提供しました。そのスパイクを履いて出した自己ベストを、東京オリンピックで更新し、歴史を作ってもらいたいと応援を続けています。

Zikomoプロジェクトはこれからもアフリカのスポーツ選手を応援し、「夢を夢で終わらせない」取り組みを続けます。

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