これまでモーゼスやプリチャードなど、2017年度から復学支援を実施してきました。１２年の義務教育課程を修了し、さらにスポーツ選手がそのスポーツキャリアを終了した後のサポート体制は、競技団体も含め、ザンビア国内はもとより、アフリカ諸国にはほとんどありません。
日本の国費留学は極めて難関で、挑戦する価値はあるものの、狭き門である。日本のODA支援にもスポーツ選手への支援スキームはほとんどないのが現状です。
Zikomoプロジェクトの支援を受けて日本を訪問したハンドボール選手たちのセカンドキャリア形成を支援していくことは、スポーツ産業の次世代の担い手を育成する意義ある事業と考えます。
兼ねてからセカンドキャリの形成支援は、復学支援のフォローアップ支援として検討してきたことから、まずは、Zikomoプロジェクトが支援して教育課程を修了した選手から２つの支援を開始しました。
・ビジネス関連資格取得支援
・スポーツ関連資格取得支援
また、これらの支援を効果的に実施するには、パソコンの利用は欠かせません。職業訓練の一環でもあります。
そこで、パソコンを貸与し、生活と活動のモチベーションを上げ、各選手が手掛けたい事業領域のリサーチペーパーを提出することによって、日々の目標ができ、新しいキャリアへの挑戦を促す取組も始めます。
